レポートは自分のための日記ではなく、相手に読ませるためのものである。
相手が少しでも読みやすいように工夫せねばならない。
「である・だ」調と「です・ます」調を混ぜて使わないこと。
どちらかに統一することが必須。
論文・レポートを書く際には、「である・だ」調が一般的。
「〜であるようだ」「〜ということだろうか」というような自信の無さがうかがえる書き方は避ける。
「〜である」「〜ということだ」というように断定的に言い切ってよい。
意味があいまいになるような語の省略はしない。
「〜でない」は情報量が少ない。
「〜と言えなくもない」などは、意味さえとりにくいので避けるべき。
たとえば「タロウは男ではない」は、「タロウは女だ」と同じ意味ではない。肯定文の方が情報量も多く、言いたいことが明確。
ただし、否定的な書き方をしなければならない場合もある。
たとえば「BはAによって○○される」(受動態)よりも「AはBを○○する」(能動態)の方が自然。
1つの文が長くなりすぎないように、適当なところで複数の文に分ける。
長くても4行、5行くらいだろう。
たとえば「虹のように光る花を見ている君を見た」という文では、
「虹のように光る花」を見ている「君」を見たのか、(虹のように光るのは「花」)
「虹のように光る」花を見ている君」を見たのか、(虹のように光るのは「花を見ている君」)
なのかが分かりにくい。
この際は、前者ならば「虹のように光る花を、見ている君を見た」
後者ならば「虹のように光る、花を見ている君を見た」というように句読点を入れてわかりやすくする。
文章構造を変えてしまうのもアリ。
読み手が誤解しないように、なるべく意味の明確な語を使う。
横文字になじみの無い人もいるので、横文字を多用はしない。
記憶があやしいときには辞書を用いること。
また横文字も間違えやすいので注意。
どんなにすばらしいレポートでも、読めないような汚い字で書かれていれば評価は0。
また字が小さすぎるとお年を召した教員には読みづらいこともあるので、ある程度大きい字で書くこと。
ワープロ書きの場合はこの心配はない。
「名前」「所属(学部)」「学籍番号」は必須。
これがなければ評価も何もない。
適切なところで段落を区切る。
段落の間は1行あけると読みやすい。
1段落1テーマの原則を守ること。
レポート用紙の上下左右には3cmほどの余白をあける。