小論文に必要な論理構成力

論理構成力をつけるトレーニング

C.論理構成力をその習得目標に着目して細分化すると5段階になります。

 

習得目標 1 考察テーマの確定
習得目標 2 分析方向の吟味と確認
習得目標 3 分析結果の活用を想定
習得目標 4 読み手の意識
習得目標 5 アウトラインの完成

 

○ 論理構成力とはある主張や説明をすることを前提として、筋道を立てて分かりやすく展開する経験をどの程度積んでいると思われるかを表したものです。

 

○ あなたが最終目標とする段階は、読み手を意識した筋道の論理が構成できるようになり、科学的思考の力を獲得することです。そうすれば複雑な問題にも挑戦して経験を積んで一層説得力に磨きを書けることに繋がります。

 

 

○ 読み手を意識した論理が難しい状態であれば、分かりやすい論理構成をしようという努力は継続しましょう。そのためには読み手を想定した分かりやすい説明の仕方を工夫する練習を積むと良いでしょう。

 

○ 読み手を意識できていない、あるいは論理の構成も不十分な状態にある場合、まずは分析結果を組み立てて何とかしようとする姿勢を示すことが大切です。思考の方向を言葉で明確にしながら、基礎から練習を繰り返すことを意識しましょう。

 

 

○ 読み手を想定した分かりやすさという意識は見受けられないと判断される場合もあります。したがって、論理的構成という取り組みよりも思い込みに見えがちです。友人や家族に語るように工夫をし、他人に分かってもらうという意識をもって考えようとしていることをはっきりさせましょう。

 

 

 

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