小論文の書き方と志望理由書の書き方
小論文とは、元々自分の意見を述べるためのものです。意見を述べる場で適切に意見を伝えることができなくては作業の目的は果たせません。
また、試験の場では、伝えようとしている意見が評価されますから、なるべく価値のある意見を準備する必要があります。
そこで、メソッドでは、意見を述べるということはどういうことか、そのために必要な頭の使い方はどうすればよいのか、そして、分かりやすく述べるにはどうすればよいのか、という要素を順に解説していきます。
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論述に必要な6つの力 | 小論文論述に必要な力 |
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志望理由書マニュアル | 志望理由書の書き方と例 志望理由書は志願理由書とも呼ばれあなたがその学校や学部・学科あるいは就職先を選択した具体的な理由を述べ、それを担当者に伝えるための文書です。 |
論述の秘訣 | 自分の考えていることを文章で説明するということの困難を皆、経験上知っています。だから、論文を作成することに不安を抱いて当然だと言えるでしょう。
小論文の課題では、課題文をしっかりと読んで内容を理解し、その上で論述するということが求められています。どのように踏まえるのかを悩んでいる人もいるでしょう。
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私の体験 | 小論文の添削をするに当たって、多くの先生は自宅で研修を済まされ、会社から送られてくる学生たちの論文について添削業務をはじめられると思います。 |
受験アドバイス | AO入試対策や推薦入試対策は小論文と志望理由書のみで完結するケースばかりではありません。大学や学部によっては受験生の質を確保するために、大学入試センター試験を課す場合もしばしば存在します。 |
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自分の意見を主張する
小論文課題に取り組むとき出題者の問に答えるという姿勢は当然必要ですが、それだけでは聞かれたことに対して答える感想文のような解答になってしまいます。
小論文はこれにプラスして自分の発想や解釈から主張をつくらなければなりません。小論文で大切なことは主張です。その主張に説得力を持たせるために段落構成があるのだと思ってください。
それを考えるにあたり、あなたの発想はある面矛盾してくることもあります。しかし、考え方や見方を変えれば矛盾は矛盾しなくなります。
小論文は主張が大切です。何を主張するのかで、小論文の善し悪しはほぼ決まります。自分の価値観に根ざした、自分自身を表現できるような主張を考えましょう。
またその主張は、正当性があり読み手を納得させるだけの根拠(理由)をきちんと述べることが必要です。それには自己分析が必要です。自分はどんな人間なのか。どんなことを大切にしているのか。なぜその学部を志望するのか。自己分析をしっかりしてあなたにしか言えない、自分らしい主張を考えて下さい。
書ける課題と書けない課題
小論文の勉強を続けるうちに「書ける課題とそうでない課題がある」ということに気づいたことがあります。原因は2つあります。設問形式とテーマに対する知識です。
設問形式のパターンはそれほど多くはありません。そして自分がどんなパターンを苦手としているのかがわかれば、そのパターンでたくさん小論文を書いて、特訓あるのみです。
テーマに対する知識は漠然としているので捕らえどころがないのですが、あなたが書きやすいテーマや書きにくいテーマを一度チェックしておくべきでしょう。苦手なテーマに対しては入門書程度の本を読む、疑問に思ったことを調べるなりして対策を立てるべきです。