志望理由書の持つ意味
では志望(志願)理由書はどのように作成されていなければならないのでしょうか。
- あなたが将来の目標や願望を持つに至った経過を時系列でかつ具体的に表現する必要があります。
- あなたが推薦入試やAO入試で志願する先の学校や学部・学科の情報とそれを選んだ選択理由を記述する必要があります。
つまり「将来の目標や希望が志望先を進路として選択することで実現できる」という筋道が要素の関連付けで、(ただしなるべく具体的に)書かれていることが志望理由書の基本的な骨格です。
自己推薦書の書き方の秘訣
このページでは推薦入試やAO入試に欠かすことのできない自己推薦書の書き方のコツをご紹介しましょう。
自己推薦書は自己アピール書・自己PR書などとも呼ばれあなたの特長やアピールポイントを示して自己紹介するための文書です。
要素1:自分の特長や興味・関心のある事柄は何かを具体的に示していなければなりません。
要素1−1:自分の特長が顕れている成果をあげた体験(資格・クラブ活動・ボランティア活動など何でも)、又は、ある事柄に興味・関心をもった経緯がわかるエピソード。
要素1−2:エピソードから訴えられる自分の特長(長所や実績)。
要素2:自分の人生計画を実現するために、志望先(進学先でも就職先でも)でどのように努力していくかが示されていなければなりません。
要素2−1:自分の人生計画・設計の具体的な説明。
要素2−2:志望先での具体的な努力の説明。
要素2−3:2−2のために志望先の情報の説明。
要素3:要素の1と2の全てのポイントが互いに関連付けをもって書かれていなくてはなりません。
例)私は小学生低学年の頃から○○に興味を持ち、中学生になった時からクラブ活動に入って○○の選手として毎日練習に没頭してきた。その結果、中学校では・・・、高校では・・・という成果をあげることが出来た。そのことを通して、・・・という考え方を持つようになった。この体験を通して、自分は、頑強な身心と、・・・という考え方を身に付けている点が、最も誇れる点になった。今後は、〜という目標があるため、貴校(御社)に進学後(就職後)は、・・・のカリキュラム(制度)を活用して、・・・の努力をしていく決意である。
「どのような特長のある人がどのような目標に向かって、どのような努力をしようとしているのか」を示す筋道が自己推薦書の骨格です。
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