志望理由書と志望動機

説得力を持つ志望動機は

 きっかけを思い出したら、次にすることは、そのときにどのように感じたかを思い出してみましょう。「先生の適切で優しい応対に安心できた」とか「医師である父の患者さんに対する応対に尊敬の念を抱いた」などといった感じでしょうか。

 

 そのきっかけや自分の体験や経験をとおして感じたことが、どうして進路として意識するまでになったのかという過程を説明することが、志望動機ということになります。風邪をひいた子供が全員医者になりたいと思うわけではないですからね。

 

 子供のころの夢にも、なにかしらのきっかけと体験があるはずです。花屋を知らない子供は花屋にはなりたがらないでしょうし、飛行機を知らない子供がキャビンアテンダントにも出会うことも少ないでしょう。

 

 職業として具体的に決めてはいなくても、進路決定の時期になれば、販売系の仕事に就きたいとかサービス業に興味があるといった方向性は持っているでしょう。この場合には、その分野に興味を持つに至ったきっかけや体験ということになります。

 

 志望の動機には、興味を持ったきっかけや体験を具体的に書きましょう。これが志望理由書の重要な要素となってきます。志望動機が具体的に説明されている文章は、志望理由として説得力があると感じさせることができるでしょう。

 

著者 ひねもす

 

 

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