新しい情報と基本の確認
講師の個性が講義に現れることは、必ずしもいけないことだとは思いませんが、指導の内容にブレが生じるのは好ましくありません。
特に添削作業は常に自宅での孤独な作業になるので、他の先生方とお話をする機会はほとんどなく、知らず知らずの間にそのブレも大きくなってくるでしょう。研修とまではいかなくても、実際に会って誰かと意見を交換することはとても大切なことだと感じています。
拝聴した講義は、自分自身の知識を再確認するためにとても有意義なものであり、今後自分がどのように指導していかなければならないか考えさせられました。
常に新しい情報を入手し、また原点に立ち返って基本を確認することは、どのような職業に就くにしても、とても大切なことだと思います。
それは、業務内容を充実させるためだけではなく、自分自身のおかれている立場を再認識することで、協力してくれる家族や支えてくれる人たちに感謝する気持ちを思い出させてくれます。これこそが、人として価値のある生き方をするということにつながっていくのではないでしょうか。
著者 ひねもす
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