【朝食の欠食を】論述する

朝食の欠食を論述するヒント

『朝食の欠食』のような身近な問題については、普段から意識して興味を持ち、自分なりの考えをまとめておくことが対策の第一歩である思います。

 

 朝食の欠食問題に具体的な対策を提案するのであればたとえば、学校で、朝食を摂らないことによる体への負担を理解できるような授業をすることは、指導法の一つとして有効です。では、具体的にはどんな授業をすればいいと思いますか。データ情報すなわち最近のデータによると年齢が上がるごとに朝食を取らない生徒が増えていることを知っておく必要があります。

 

 考え方の一つの例として、「朝食の欠食する生徒が増えている」ことについて詳しく考えてみましょう。高校生になると朝食を摂らない生徒が非常に多くなっていますが、高校生だと朝食を摂らないことが健康上よくないということを、ある程度は知っているのではないでしょうか。それでも朝食を摂らない生徒に「朝食を摂らないことが与える健康上の影響」として何を伝えると効果的か考えてみてはいかがでしょうか。あなた自身なら、どんなことを知れば朝食を必ず食べようと思うのか考えてみるのも良いと思います。

 

 また、朝食を摂らない理由として「朝、起きるのが遅いので食べる時間がない」と「食欲がない」の二つの理由が多いですね。生徒たちがこのような理由で朝食を食べない原因はどこにあると思いますか。不規則な生活もその一つだと考えられますね。では、なぜ子供たちは不規則な生活をしているのでしょうか。夜遅くまで学習塾で勉強していること、親の不規則な生活が子どもの生活に影響を及ぼしている、などさまざまな原因が挙げられると思います。他にも子供が不規則な生活をする原因を挙げてみてください。そして、子供たちがきちんと朝食を摂るために、家庭ではどのように働きかければよいか説明できるまで、子供が不規則な生活をする原因について詳しく分析してみましょう。

 

 また、生徒たちを取り囲む生活環境について、広い視野で考えてみてください。最近は24時間営業のコンビニエンスストアがいたる所にありますね。自分のお金をある程度自由に使えるようになる年代になれば、好きな時に食べ物を買うことが出来ますので、不規則な食生活になりがちです。あるいは外食産業も発展してきていますので、決まった時間に食事をすることへの認識が薄れつつある外的要因として考慮すると、さまざまな解決策も浮かんでくると思います。

 

 先にも指摘した通り、分別がよりついていると考えられる高校生の方が朝食を食べない生徒が多いですね。親や先生から、うるさく生活上の注意をされなくなる年代が「自分の意志」で朝食を食べていないとすれば、どういうことをきっかけに自らの生活を見直すようになるでしょう。解決策を導き出すのは難しいと思いますが、子供たちの実際の生活について、できる限り詳しく分析を続けることであなたが納得できる答えを探ってみてください。より価値の高い主張ができると思います。

 

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