小論文の書き方の秘訣

知識の確認・追加と発想の転換

このページでは小論文を書く(作業工程)の詳細の中で、3.知っていることをメモ書きする 4.知らないことを自問自答する 5.あなたの意見や結論を導くついて、そのコツをご紹介しましょう。

 

3.知っていることをメモ書きする

 

まずは考察するテーマに関してあなたが知っていることを全て書き上げてみましょう。慣れていない初めのうちは全てをメモ書きすることで自分の知識の確認にも繋がりますから、どんなに些細なことでも列挙しても大丈夫です。この作業を行うことで、あなたが考察すべき対象について知っていることがはっきりと確認できるはずです。

 

4.知らないことを自問自答する

 

疑問に感じる点やもう少し明確にさせたいことやあるいは知らないことなどについて自力でその答えを見つけられる水準での問いを自分自身に投げかけましょう。気づきや思いつきの中に発問のきっかけを探します。

 

5.あなたの意見や結論を導く

 

この工程には漫然とした自問自答を繰り返していたのでは到達することは不可能です。自問自答を行う際に「解決したい」といった目的意識を持ったおくことが重要です。
目的と自問自答が結びつくことでどういう発問が適切であるかあなた自身が理解できるようになります。それが、あなたの納得のいく主張や結論へと展開することが可能になります。

 

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