マニュアルにとらわれない
一人で小論文を書くとどうしても、見方が一方的なってしまいます。そうならないためにも、アウトラインシートを使って自分の話の流れを客観的に見て、考えられる批判や反論を分析の段階で見つけ出してみましょう。そして、それに対する説得も含めた記述をしておくことが、正当性のある論述(主張)になるのです。
一例をあげると「マニュアルにとらわれない」とはどのようなことでしょうか。現在、マニュアル主義の弊害が指摘されていますが、マニュアル主義の何がいけないと考えていますか。
ある問題を解決する方法は幾通りもあるものです。それを徹底的に合理化してゆけば、一つの手順ができます。それがマニュアルです。試行錯誤の結晶ともいえるマニュアルは、手順通りに実践すれば、処理能力に欠ける人でも、それなりに問題処理ができます。
「マニュアルにとらわれない」とは洗練された手順を無視することなのでしょうか。それはかえって効率が悪くなり、大切なことを見落とす可能性も考えられます。
マニュアルのメリットとデメリットを整理した上で「マニュアルにとらわれない」の意味内容を明らかにして、具体性を持たせた意見を述べられるよう、アウトラインシートで分析をします。
小論文を論述する際の注意すべき点関連記事
- 小論文作成の作業工程
- 小論文の論述を開始する際には分析メモに基づいてアウトラインに従い丁寧にそれを文章化しましょう。
- 自問自答の方法
- 考えるという行為はあるものを対象にしてあなた自ら色々な問いを出しそれについて答えるすなわち自問自答を繰り返して最終的な答えを導くことです。
- 作業工程の詳細T
- 小論文を書く(作業工程)の詳細を順を追って説明しましょう。
- 作業工程の詳細U
- 小論文の作成手順(作業工程の詳細)を順番にご紹介しています
- 作業工程の詳細V
- 小論文の書き方(作業工程)の詳細を順を追って紹介しています
- 問題の傾向性とアプローチ
- 小論文の問題にもいろいろな傾向性があります。国語力や英語力を試す設問を含む場合や、専門的な知識がなければ書けないものもありますし、知識では決して書けないものもあります。
- 小論文試験の特徴
- 小論文試験は従来の基礎教科では図ることのできない<総合的な判断力><論理的処理能力><性格や価値観>を知るための試験です。
- 曖昧な問いへの対応
- 入学試験の小論文によく見られる「〜についてあなたの意見を述べなさい」という曖昧な問いにはどのように対応すればよいのでしょうか。結論から言えば曖昧な問いは具体的な問いにすれば答えられるのです。
- 説得力を持つ主張
- 小論文では自論を説得力を持つ意見として表現する必要があります。では説得力を持つ主張はどうすれば可能なのでしょうか。
- 小論文を論述する際の注意すべき点
- 小論文を書く際には、読み手に疑問や分かりにくさを感じさせないような記述を心がけてください。
- 情報の整理
- 論述したいことはたくさんあるが指定字数の枠内に入らない。そんな時は情報の整理が必要です。あなたの考えをアウトラインシートにいろんなことを書きあげてみましょう。
- ボトムアップとトップダウン
- 論述の中で意見をまとめるのが難しい場合もあります。そうしたとき、無理やり意見をまとめようとするのではなく、はじめに主張ありきというやり方もあります。
- あなたなりの構成
- まず第一に分析メモの段階で、可能な限り多岐に渡る項目を提出し、論述への可能性を高めることを目標とします。それができるようになったら、そこから次の段階、論述へ移る前のアウトライン作成の段階について考慮してみましょう。
- 設問の意図
- 設問の意図を正確に読み取ることはとても重要です。また、問題点をみつけだす切り口はあなたの身の回りにきっとあるはずです。
- 何を書くか悩むとき
- 小論文を論述しようとする際「何を書いたら良いのかかなりなやむ」ことがあります。それは見方が課題文と同じだからです。
- アウトライン作り
- 小論文は、筆者が問題点を考察した結果を表現するものです。また、読み手が存在するものですから、その読み手に説得力のある理解しやすいものである必要があります。
- 分析メモ
- 小論文を書く上で基礎となる分析メモに書き方について説明します。
- 課題文の読み取り
- 小論文入試の課題文は、問題提起のための一意見で、どんなに偉い人が書いていても全てが正しいとは限りません。まずは、その課題文が指摘する問題点は何か、それに関して自分はどう思うかということに集中することが重要です。
- 解決策を見つける
- 小論文の作成手順のまずはじめは与えられた課題ついての問題点を多く挙げることです。そこから、設問に従って作業をおこなっていきます。一つ一つの作業を丁寧に行うことで、漠然と感じていた問題点を人に説明できるレベルまで整理できることを確認できるようになります。