推薦入試は拡大傾向
一般入試と並び大学入試の柱となっているのが「推薦入試」です。2003年度では、国公立・私立を合わせて668校、全体の9割以上の大学で実施されており、募集人員枠を拡大する大学も目立っています。
推薦入試には大きく分けて、「指定校制」と「公募制」の2種類があります。「指定校制」は、大学が指定した高校の生徒を対象に行われるもので、指定された高校の生徒でなければ受験できません。公募制に比べると成績基準などの出願条件は厳しくなりますが、合格率が高いことが特徴です。国公立大では原則実施されていません。
「公募制」は、大学の出願条件をクリアしていれば基本的には誰でも出願できます。ただし、国公立大と私立大とではその出願条件に違いが見られます。出願条件の主なものは、学業成績(評定平均値)と卒業年次です。ほかに細かい条件をつける大学もありますが、国公立大は学業成績の条件が厳しくなっています。一方、私立大は比較的出願条件が緩やかです。
また、推薦入試においても入試の多様化は広がり、ユニークな推薦選抜が実施されています。学業成績だけではなく、高校時代の部活動、芸術・文化活動、ボランティア活動などを評価の対象とした「特別推薦」や、受験生自身が自ら能力・意欲・特技をアピールして評価してもらう「自己推薦」があります。
推薦入試のスケジュールは一般入試よりも早く行われます。私立大の場合、年内には合格発表・入学手続きとなるのが一般的です。国公立大では「センター試験を課さないケース」と「センター試験を課すケース」でそのスケジュールは大きく異なります。
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