図表課題の克服

図表課題へのアプローチ法

図表課題を含む小論文への対応は次の手順で行いましょう。

 

1 図表の特徴(数値の多い・少ない、数値の急激な変化増加量や減少量に注目)を抽出する。

 

2 抽出した特徴から検討できることをメモ書きし、すべてのメモ書きを統合してそこから読み取れる事実を整理する。

 

3 設問の要求を十分に理解した上で、その要求に応える形に整理して論述する。

 

【図表課題の注意点】

 

○ 図表課題は、課題文と図表が混在しているケースが多いが図表も要素・要点を取り出して文章と同様に扱うことで考えやすくなります。

 

○ 一方図表が材料で課題文が図表への分析視点や解説になっている場合もあります。また課題文と図表はまったく別の資料の場合もあります。ですから課題文がどのケースに当てはまるかを確認した上で作業を始めることが大切です。

 

○ 図表には折れ線グラフ・棒グラフ・円グラフといった目に訴える図と項目別の数値を記入した表があります。また時には実験を説明するイラストや画像もあります。いずれの場合も図表やイラストの意図を示す「タイトル」の存在を確認しましょう。タイトルがあれば項目や数値から読み取る意図が考えやすくなります。

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