課題文の理解と設問の要求
あなた独自の意見や主張を唱えるとしても、設問で提示された枠組みから大きく逸脱してはまともに評価してもらえません。
戦前と戦後の日本人の特性を考えるときには、その意識構造とともに社会構造のこともあわせて考える必要があるでしょう。また科学技術や情報化の進展状況も関連してくると思います。
確かに今の日本人はそうだとしても、歴史的に見れば惨めな敗戦国からアメリカのような先進国に追いつくためにせっせと働いたのではなかったでしょうか。
そう考えると、現代の日本人がせっかちで働きすぎの傾向があるのも、結構複雑な要因がからんでいることが見えてくると思います。
そのように考えていこうとしたときに、現代社会や歴史について知識の不足を感じるようなら、真の学問を始めるチャンスです。ぜひこの際に教科書や参考書等で補っておいてください。必ず、知識が面白く感じられ、どんどん理解していけるはずですよ。
【職業観と仕事】関連記事
- 知らないと書けない
- 講師という仕事をしていると、さまざまな質問を受けることがあります。専門分野以外のことや、どうでもいいではないか、と思うようなことでも・・・。
- 格差社会の拡大を考察
- たとえば、「所得等の格差の拡大が論議されていますが、格差社会の拡大の背景についてあなたの意見を述べなさい」という課題について考えてみましょう。
- 【職業観と仕事】
- 日本人の働きすぎに対してあなたは非常な危惧の念を抱いていますか?事実、海外からはそう思われていますし、当然そうした批判的見解があっていいわけですが、その思いが強すぎると、課題文の理解や設問の要求に答えるという点がおろそかになってしまう可能性があります。
- 時事問題を考える
- 小論文のテーマ、出題される課題は分野を問いません。といって対策を講じないわけにはいかないのが受験生のあなたです。では、どういったテーマや課題に注目をすればよいのでしょうか。
- どう感じて何を考える
- ニュースでは様々な話題が報じられています。100年に一度といわれる経済情勢の悪化や派遣労働者の解雇の問題などなど・・・
- 言葉の意味を考える
- 文章を書くときには、書く内容にあわせて言葉を選びます。たとえば、親しい友人に手紙を書くなら堅苦しくない表現で親近感のある文章を書くでしょう。
- 事実に即した記述
- 「地方では医師不足が深刻な問題となっている」という文章をみると、状況をうまく説明できているように思えます。
- 事実を無視しない
- 私たちは、ニュースや新聞の情報を聞いただけで、わかったつもりになることはよくあることです。
- 論述回数を重ねる
- 合格できる小論文が書けるようになりたいですよね。小論文は様々なテーマについて書く回数を重ねるごとに、あなたが問題点を捉える視点が増え、また視点を深く掘り下げようとしている意識が強まっていることを実感できます。
- 自分の意見と一般論
- 論述で、注意すべき点は、自分の意見を、課題文の中で述べられている意見や一般論とは区別して、きちんと表明することです。
- 主張の仕方
- 小論文作成時の注意点として忘れてはならないことがあります。それは「著者の意見に対する理解」と「自身の意見」との境界をはっきりさせることです。
- 字数制限のある小論文入試
- 小論文入試では、500字以内とか800字以内といった字数制限を指定される場合があります。字数制限があると書きにくいと感じる受験生が多いと思います。
- 構成作業
- 小論文の構成作業は、必要不可欠となります。必ず構成作業を行いましょう?
- 物事を多角的に見つめる
- 小論文を書く上で大切なことそれは「物事を多角的に見つめる」視点をもつことです。
- 自分の意見を主張する
- 小論文を作成する一般的な流れを当然理解しておく必要があります。それは具体的に言えば、論述に至るまでの一連の作業工程について(自問自答による分析メモ、メモを利用したアウトライン作り、文章化)という流れでスムーズに作業する。
- 小論文を感想文にしない
- 小論文が書けない悩みの一つに「課題文型の小論文が出題されると大抵感想文になってしまう」というのがよくあります。 課題文型の出題の場合、まず大変なのは、「課題文の内容を理解しなければならない」ということでしょう。
- あなたの目線
- 小論文を論述する際にアウトラインがうまくできずに「何を書いたら良いのかかなり悩む」という経験をすることがあります。
- 文章読解型の対策
- 文章読解型の小論文では、課題文を客観的に読み込むことができなければ、設問に答えることができません。さらにぜひとも知っておいておきたいことは小論文の評価基準です。
- 図表課題の克服
- 入試小論文では図表資料を提示される形の出題形式があります。図表から読み取れるデータの見つけ方や出題の要求に応える論述をマスターしましょう。
- 主張の作り方
- 入試小論文を書く際のポイントをおはなしします。 まずあつかう情報を整理・場合わけして考えるという姿勢が大切です。しかし、何のための整理かが明確にしないと、読み手は納得できないので気をつけましょう。